松田優作の喧嘩武勇伝と伝説エピソードは?
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最終更新日:2013/12/15
喧嘩の強い芸能人
松田優作さんといえば、ハードボイルドなイメージ、暴力的な雰囲気がしますが、実際にやるときはやる、という性格だったらしく、喧嘩も強かった模様で武勇伝は少なくありません。
いつものようにスペックを確認しましょう。
松田優作(旧名:金優作)
身長183cm(185cmという説もあり)。体重は増減はあるものの基本的にはスリムで筋肉質。空手2段。極真空手の経験者。抜群の運動神経を持ち、よほどの危険なシーン以外はアクションシーンにはスタントマンを起用していない。
183cmは大きいですね。プロレスラー並です。体重がないですが、ボクサー型の体系から繰り出されるパンチの威力は凄かったという証言があります。
しかし、空手については二段というのは嘘のようで、実際は型を覚える程度でやめてしまった程度だということを前妻で作家の松田美智子さんが著書の中で証言しています。
「高校1年の頃から優作は市内の「乃木道場」と言う空手の道場に通うようになったが、さほど長い期間でなく型を覚えた程度でやめてしまった。」(越境者 松田優作 (新潮文庫))
「上京して池袋の極真会に通っていたこともあるが段をとるにはいたらなかった。私も彼の口から有段者だと聞かされたことはない」(同上)
松田優作さん本人が意図的に「空手二段」と言ったというよりも、喧嘩が強い、というイメージから「空手をやっていた」といっただけで、周りが有段者にしたてあげたのではないか?ということです。
また、小学校時代は暴れていたものの、高校時代はおとなしい目立たないタイプだったということで喧嘩をたくさんしてきたというわけではないようです。
松田優作さんの伝記的な書物は数多く出版されています。その中には喧嘩っぱやいエピソードが必ずといっていいほど出てきます。納得がいかないことや相手が理不尽な態度をとった時には、監督であろうがだれであろうが食ってかかり、殴ることもあったといいます。
ただ、決して理不尽というのではなく、単なる乱暴者というわけでは決してなかったようです。
これは同郷の友人三人と北海道で飲んでいた時のエピソード。三対二とはいえ、やくざをあっという間にぶちのめしたそうです。しかし、そのうちの一人がなんど殴られても優作さんの足にしがみつき、もう一人は助けを呼びに行きあせる三人はなんとかバラバラに逃げたもそうです。しかし翌日にはやくざが街の至る所で三人を探しているというやばい状況になり、北海道に下宿していた友人はやむなく東京へ転居したとか。
いろいろな芸能人の喧嘩伝説に「やくざに勝った」という話が出てきますが、普通はこんな風にただでは済まないことになるようですから、プロとの喧嘩は避けた方が無難ですよね。
「俳優の佐藤蛾次郎と店で打ち上げをやっていた時に、他の客がバカにしたような口調で佐藤に「蛾次郎~!」と、囃し立てると松田は激怒し本気でその客に殴りかかりそうになった」(Wikipedia)
予備校生にけがをさせて警察に逮捕されてしまったという事件もありましたが、これも乱暴を働いたわけではなく、予備校生が優作さんを暴漢と勘違いしてバットで襲いかかってきたのを護身のためにぶちのめした、ということのようです。
「俺たちの勲章」の鹿児島ロケの打ち上げパーティーで店を出たときに、男女1組のスタッフが乗ったタクシーを一人の女性スタッフが追いかけようとしたのを優作が「無粋なことはやめろ」ととめようとした時、女性が手を振りほどき声を上げたその声を予備校生が優作が絡んで女性が悲鳴をあげたと勘違いをしてバットを持ち出し、優作に襲い掛かった。そこで、もみ合いになってクリーニング屋のガラスを割り、予備校生に全治三ヶ月の重傷を負わせたという事件です。揉めたのは、予備校生です。ただこの事件は、示談になっていて、慰謝料も払ったのに、「逮捕」というすっきりしない事件でした。(「蘇える松田優作」より抜粋。)
バットをもった若い男を逆に倒す。間違いなく普通の成人男性よりも喧嘩には強そうなエピソードです。
喧嘩自慢の有名人相手に戦ったという話はあまり残っていないようですが、桑名正博と喧嘩になったことがあるようです。
「原田芳雄の家で松田優作と桑名正博が殴り合いの喧嘩になり、松田優作が大きな植木鉢を持ち出したところでジョー山中が止めに入った」(「武勇伝―男は、誰のために、何を守るために戦うのか」)
このエピソードは実際に安岡力也氏、ジョー山中氏、桑名正博氏の対談本の中で当事者である二人を含めて語っているので信憑性が高いですね。止めに入ったジョー山中さんも芸能界最強といわれる一人だけに喧嘩はすぐにおさまったようです。
桑名さんも気の強い方で関西人で口が立つでしょうから、何か気に障る発言があったのでしょうね。それにしても植木鉢を持ち出すのは危険です。
また、安岡力也さんは優作さんの葬儀の時に、
「どっちが喧嘩つよいかよく話してたけど、もう喧嘩できなくなったじゃねえか」
とコメントして強さを認めていたようです。
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