やくざも道を譲るジェリー藤尾の喧嘩武勇伝と伝説エピソードは？

当ブログ「ニュースのむしめがね」がお届けする芸能ネタの中でも人気の「芸能人喧嘩最強伝説シリーズ」、今回はジェリー藤尾さんです。

まずはいつものように基本スペックの確認です。

ジェリー藤尾（ジェリーふじお、1940年6月26日生まれ）
身長172ｃｍ、体重65ｋｇ。ジェリー藤尾さんは日本人の父とイギリス人の母を持つハーフです。ジョー山中さんもそうですがハーフの人は外人の体格や筋力が加わる分、喧嘩が強いのでしょうか。

ジェリー藤尾さんが中学1年生の時にアルコール依存症の母が自宅の台所でウィスキーの瓶を握りしめたまま亡くなっているところをジェリーさん自身が発見。父は家庭を顧みず家庭は崩壊し、ジェリーさんは新宿などの繁華街ですさんだ生活を送り、若くして愚連隊の用心棒を務めるようになります。

愚連隊になったのではありません。「用心棒」です。じゅうぶん強そうなイケイケの愚連隊の連中の用心棒というのですからその腕っ節の強さが想像できますね。

昔の新宿と言えば、相当怖い場所であったと思うのですが、そこで知らないものはいないほどの喧嘩の強さを誇っていたのがまだ芸能界に入る前のジェリー藤尾さん（本名：藤尾薫紀（ふじお　しげき））さんでした。

ヤクザに襲われるも反撃

1962年、21歳のジェリー藤尾さんはすでに芸能界デビューしていたが、武勇伝はとどまりません。港区・麻布で飲酒中にヤクザにナイフで切りつけられ、目の上と首に全治2週間の傷を負う事件があったが、このときジェリーさんも素手で反撃。相手に全治10日間の怪我を負わせています

この事件はニュースでも報道されたので詳細が分かっています。

1962(昭和37)年2月20日3:40、ジェリー藤尾こと藤尾薫紀(21)は顔を血だらけにして｢救急車を呼んでくれ｣とタクシーで麻布署六本木交番に駆け込んだ。ジェリー藤尾は古川橋病院に運ばれたが、２週間のけが。3:00に港区麻布仲ノ町19のクラブ｢志満｣で飲酒中、若い男に呼び出されて50メートル先に連れて行かれ、右目の上と左首をナイフで切られたものだった。男は25、6歳位、身長１メートル65センチ、黒の背広でジェリー藤尾とは面識がなかったと報じられたが、ジェリー藤尾は当初、｢花房のダチ公にやられた｣と、一緒にいた歌手の花房錦一(18)の知り合いに襲われたと主張していた。花房は美空ひばりの末弟。ジェリー藤尾はこの日、東芝レコードでの吹き込みを終え、マネージャーの曲直瀬信子ら３人とクラブへ来ていた。13:20、大日本興業の石松(25)が自首、｢態度が生意気｣という理由でジェリー藤尾を切りつけたという。ジェリー藤尾も石松に10日のけがを負わせており、書類送検された。

3人のヤクザを返り討ちに

ジャズ喫茶の帰り道に3人のヤクザに絡まれた際、相手の肋骨3本と前歯4本をへし折って返り討ちにしたものの、直後に現場にパトカーが駆けつけ、過剰防衛の容疑で逮捕されてしまった。（Wikipedia)

大の男が３人かかってきたら、私なら逃げます（笑）。しか相手は喧嘩のプロ、やくざなのに、この強さはいったい何なんでしょう？

中央線の鬼

作曲家の曽根公明さんが語っていたという話で「芸能界で一番の猛者はなんといってもジェリー藤尾だよ、『中央線の鬼』と怖れられていた」というもの。

また、「ジェリー藤尾の前ではあのウドの大木（安岡力也さんのことを指して）が情けないくらい小さくなってた」そうだ。「チョン公（原文ママ）もやくざも一目置く存在でとにかく素手ではかなう相手がいなかった」と語っています。

曽根さん自身も「お酒の席で安岡力也さんと口論になりノシてしまった」ということです。おやおや力也さんを喧嘩で負かしたという人が芸能界には本当に多いですが、どこまで本当なのでしょうか？？？

「あの人はクズ」

若い時は暴れん坊で武勇伝に見るように暴れん坊だったジェリー藤尾さんは、1964年に歌手・タレントの渡辺トモコ（現・渡辺友子）と結婚後はよい家庭のパパというイメージでテレビ番組に出演、家族でもバラエティやＣＭに一緒に出演するなど芸能界でも有名な仲良し家族として知られていました。

しかし、１９８５年、クリスマスイブに妻が家を出て別居し、離婚が成立しました。離婚の理由については当初ジェリー藤尾さんは一切口を開かず、逆に渡辺さんが「藤尾は酒浸り、暴力をうけた」などとマスコミに訴え、マスコミからはジェリーさんへのバッシングが強くなったのですが、二人の娘は父と暮らすことを選択したことと、長女が週刊誌誌上で、「離婚理由は母の男性関係だった」と発言、「あの人はクズ」とまで言いきったことにより、真実が明るみに。実際には妻の浮気などが離婚の原因だということでした。

クリスマスイブの日に女房は出ていったんです（中略）私は許せなかった。娘たちが友人たちを大勢招待しているイブに、わざわざ出ていくことが許せなかった（中略）あれだけ自慢だった家庭が音をたてて、あっけなく崩れていきました

娘の世話にはならない

そんなジェリー藤尾さんは２０１０年現在、７０歳の時に、すでに嫁いでいる娘たちの世話にはならないと、自ら千葉市内の老人ホームに拠点を移し、今も講演活動や芸能活動を行っているといいます。

（投稿：レポーターX やくざも道を譲るジェリー藤尾の喧嘩武勇伝と伝説エピソードは？）