土屋アンナ舞台中止事件の真相と裁判結末は？

土屋アンナさんが初主演する予定だった舞台「誓い～奇跡のシンガー～」が中止となり、制作側が土屋アンナさんと所属事務所を訴えるというニュースが公表されましたが、制作者と土屋側の主張はまったくの食い違っていました。

登場人物

株式会社タクト代表取締役 甲斐智陽 こと 髙橋茂氏（舞台制作サイド）

土屋アンナ（主演女優予定で降板）

濱田朝美（原作or原案となる「日本一ヘタな歌手」の作者

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以上の3名。

それぞれの主張。

高橋茂氏

「土屋アンナが一方的に出演辞退し稽古にもこなかったせいで舞台が中止に追い込まれた。損害賠償を払え。原作者の主張も事実無根。原案として許可はとってある。」

土屋アンナさん

「原作者の濱田朝美さんから「台本を見ていない上、（舞台化の）承諾もしていない」という話があり、万全の配慮を求めていたが、一方的に舞台中止を知らされた。

濱田朝美さん

「土屋さんは悪くない。この舞台の話に関して、私は制作者側から全く許可を取られていません。」

舞台製作側、土屋アンナに3000万円賠償請求　原因は「土屋の怠慢」 ― スポニチ Sponichi Annex 芸能

2013年8月9日、製作側の株式会社タクト代表取締役甲斐智陽こと髙橋茂氏が、土屋アンナさんと所属事務所の有限会社モデリングオフィスAMAに対して、約3000万円の損害賠償請求訴訟を行うと発表。

双方の代理人との間で話しはつかず、事件は訴訟へと発展する。

時系列で見ていくと、双方の主張の食い違い、主張の正当性が見えてくるかもしれない。

2013年7月2日。

台本読み。ここですでに土屋サイドとトラブルがあった模様。

「主催者側からスタイリストやメークを自前で用意するよう注文がついていたよう。小さい頃からモデルの道を歩んでいるアンナにとっては考えられなかったでしょう」（関係者）

土屋アンナ舞台初主演作中止　言い分対立で法廷闘争も ― スポニチ Sponichi Annex 芸能

甲斐氏は、Facebookに、この日の土屋アンナとの2ショット写真をアップ。笑顔の二人。

2013年7月8日。

一度目の稽古。

2013年7月9日。

Facebookに甲斐氏が記事をアップ。

土屋アンナ
やっと稽古にあらわれました初顔合わせから
二度目
昨日は主役が駄目なら脇がどんなに頑張っても その芝居は終わってます
不安でした

不安とは？なんだろう？？？

2013年7月16日。

舞台「誓い　奇跡のシンガー」のプレミアライブイベントが行われる。

この時に原作者の濱田朝美さんも会場に訪れている。

ここで土屋と濱田氏と原作者問題に関する何らかの話しがあった模様。

2013年7月22日。

土屋の母親でもある事務所社長と話し合いの場を設けたものの、状況は変わらなかったという。

2013年7月29日。

制作側は公式サイトに「公演中止のお詫びとお知らせ」を発表。

http://chikai.tact-be.com/
※現在は別内容に変更されている。（裁判中ということへの配慮か？）

この公式サイトの文章自体が制作側の人間としての態度としては微妙では？という声もある。もし、主張がすべて事実だったとしても、公式サイト上でわざわ出演者に１００％責任があるというような主張を掲載し、自分は悪くないんだ！！と語っていて、「お客様」への配慮が欠けているように思われるが。

2013年7月30日。

これに対して、土屋側はブログで反論。

公演中止のお詫びとお知らせ｜土屋アンナ オフィシャルブログ powered by Ameba

関係者各位
この度は皆様に大変ご迷惑、ご心配をお掛け致しまして心よりお詫び申し上げ
ます。
舞台「誓い～奇跡のシンガー～」のホームページに掲出された「公演中止のお
詫びとお知らせ」につきまして、弊社と致しましては、その事実無根の内容に
ただただ困惑しております。
経緯といたしましては、本件舞台稽古期間中に、原案の作者の方から「本件舞
台の台本を見ていないうえ、承諾もしていない」という連絡があり、制作サイ
ドに対し、原案の作者の方の固有の権利に万全の配慮を尽くすよう対応をお願
いしておりましたが、本日突然、制作サイドの代理人より、一方的に公演中止
の決定と損害賠償請求の書面が届き、それと同時にホームページにもアップさ
れたという次第です。
弊社としては、突然の中止決定に対し、現在事実関係について早急に調査を
し、しかるべく対応する所存です。
今後につきましては、進展があり次第ご報告させていただきますので、
宜しくお願い致します。

平成25年7月29日
有限会社モデリングオフィスAMA　　　取締役　　　土　屋　眞　弓

この件に関しては、

事実無根の内容にただただ困惑しております。

と真っ向から反論。

そして、今回の騒動の理由について、

原案の作者の方から「本件舞台の台本を見ていないうえ、承諾もしていない」という連絡があり、制作サイドに対し、原案の作者の方の固有の権利に万全の配慮を尽くすよう対応をお願いしておりました

本日突然、制作サイドの代理人より、一方的に公演中止の決定と損害賠償請求の書面が届き、それと同時にホームページにもアップされた

ということで、話し合いのさなか、突然の一方的な中止を言い渡されたのは土屋側だと主張しています。

2013年7月30日。

制作側VS土屋アンナという図式の中で、土屋側が主張している「原作者の承諾が得られていないことが問題だった」という部分を裏付けるように原作者の濱田朝美さんが自身のブログで「重大なお話！」として

「どうしても納得がいかない事があり、この場を借りて事実をお話したいと思います」と書き出し、

今回の舞台について、土屋アンナに責任はなく、制作側のやり方に問題があったことを長文で掲載した。