芦田愛菜ドラマ「明日、ママがいない」が打ち切り!?慈恵病院が人権侵害・偏見的内容に中止要請

今やハリウッド女優となった天才子役女優、芦田愛菜ちゃんの新ドラマ「明日、ママがいない」は初回の番組平均視聴率が14.0％で新ドラマ中トップと好調なスタートでしたが、思わぬところからストップがかかり、打ち切りの危機も噂されています。

ニュースによると・・・、

親が育てられない子どもを匿名で受け入れる「こうのとりのゆりかご」（赤ちゃんポスト）を設置する熊本市の慈恵病院は１６日、日本テレビ系列で放映された児童養護施設が舞台の連続ドラマについて「養護施設の子どもや職員への誤解偏見を与え、人権侵害だ」として、放送中止を申し入れると明らかにした。

放送倫理・番組向上機構（ＢＰＯ）の放送人権委員会への審議の 申し入れも検討している。 ドラマは、１５日に第１回が放映された「明日、ママがいない」。
ドラマ内で「赤ちゃんポスト」に預けられた子に「ポスト」というあだ名が付けられており、慈恵病院は「預けられた子どもを傷つけ、精神的な虐待、人権侵害になる」と批判した。

養護施設の描写にも「職員が子どもに暴言を吐き、泣くことを強要するなど現実と懸け離れたシーンが多すぎ、誤解や偏見、差別を与える」と指摘。
近く口頭と文書で、放送中止を要請するとともに、ドラマ制作経緯の説明を求める。
（nikkansports.com）

芦田愛菜主演のドラマ「明日、ママがいない」は日本テレビ系で水曜午後１０時から放送開始、児童養護施設で暮らす子供たちの物語。

子どもたちはそれぞれに養護施設に入ることになったきっかけとなった出来事などからあだながつけられていて、芦田演じる赤ちゃんポストに預けられた子供が「ポスト」と呼ばれる。

ちなみにその他の登場人物のあだ名は以下の通り、

ポスト→赤ちゃんポストに預けられた
ドンキ→母親が彼氏を鈍器で殴って逮捕
ボンビ→貧乏すぎて捨てられた
ピア美→ピアノが得意
ロッカー→コインロッカーに捨てられた
大福→母親が大福片手に捨てに来た
オツボネ→17歳まで誰も貰ってくれなかった

この「赤ちゃんポスト」は親が匿名で養子に出すための仕組みで、日本では唯一、慈恵病院が「こうのとりのゆりかご」という名称で採用している。

今回のドラマでは、主役の芦田愛菜ちゃんが「ポスト」と呼ばれ、毎回のように登場するわけだから、当然、慈恵病院との事前の話し合いはあったかと思われたがそうではなかったのか？

慈恵病院はドラマ中止を求める理由として「ポスト」以外にも、養護施設の描き方に問題があるとしている。

「職員が子どもに暴言を吐き、泣くことを強要するなど現実と懸け離れたシーンが多すぎ、誤解や偏見、差別を与える」と指摘した。これは三上博史演じる施設長が「泣いたものから食べていい」「おまえたちはペットショップの犬と同じだ」などと言い放つシーンとみられ、近く放送中止の要請と制作経緯の説明を求めるという。（nikkansports.com）

これに対してドラマを舗装している日本テレビ総合広報部は以下のとおりコメントしている。

　当社のドラマ『明日、ママがいない』について、慈恵病院が会見を行われたことは承知しております。なお、このドラマでは子供たちの心根の純粋さや強さ、たくましさを全面に表し、子供たちの視点から『愛情とは何か』をいうことを描く趣旨のもと、子供たちを愛する思いも真摯（しんし）に描いていきたいと思っております。是非、最後までご覧いただきたいと思います。

今回、「明日、ママがいない」の脚本はアニメやゲームなどで活躍する新人シナリオライターの松田 沙也（まつだ さや）で脚本監修が野島伸司。脚本監修と脚本の立場の違いや内容にどの程度かかわるかはケースバイケースだが、ベテランの野島が世間を騒がせるためにあえて騒ぎを起こすかもしれないギリギリの内容を狙った可能性は多いにある。

また、ネットでは近頃流行りの「炎上商法」の一種ではないかという見方もある。実際にYahooニュースやツイッター、２chなどの大型掲示板でも話題になっているのは事実。騒動で話題になり、ドラマの視聴率が上がり、結局騒動はまるく納まり、万歳、、、という図式だ。

実際にドラマ「明日、ママがいない」第一回の放送を見たが、主演の芦田愛菜ちゃんの演技は素晴らしかったし、内容も悪くない。正攻法でも全然評価されそうだと思うのだが・・・。