１１月２６日はいい風呂の日

１１月２６日はいい風呂（い（1）い（1）ふ（2）ろ（6））の日。
いい風呂の日にちなんだイベントも全国各地で行われているようです。

温泉やスーパー銭湯などが人気なように、日本人はお風呂が大好きですが、世界ではどうでしょうか？

療養や治療目的で湯につかるという習慣は世界的にも昔からありました。しかし日々の入浴というとシャワーですませるような場合が多く湯船にはまったくつからないか、つかっても月に数回程度、という国が多いようです。

日本にしても、浴槽にお湯を張って全身すっぽりつかるというスタイルが一般化したのは江戸時代に入ってからで、それ以前は蒸し風呂や行水でした。

その後、銭湯ができたことで入浴が習慣的になりました。昭和の時代までは自分の住んでいるところに風呂がある家はほんの一部の裕福な家庭で、銭湯に通うのが一般的。自宅で毎日のようにお風呂に入るようになるのは高度経済成長を経て風呂付の公団住宅や一戸建てが増えてきてからのことで、まだほんの数十年しかたっていない習慣なのですね。

昔のバスタブは小さくて深くて、入るのも一苦労という感じでしたが、今では横長のおしゃれなバスタブが主流で安全かつ足をのばしてすっかりリラックスできるようになっています。

お風呂に恋人や夫婦と入るのは４割？

ある調査によるとカップルが一緒にお風呂に入る割合は全体の４０％ということでした。同居歴が長いほどこの確率は低くなっていきます。また若いカップルほどお風呂に一緒に入る傾向にあります。

お風呂に一緒に入ると、適度なスキンシップによって恋愛ホルモンといわれるオキシトシンが排出され、二人の仲がよくなるといわれていますから、本当はどんどん一緒に入った方がいいといわれています。

なお、一緒にお風呂に入らないという人の理由には、「明るい場所で裸をみられたくない」「ひとりでのんびりしたい」などのほかに「バスルームが狭いから」という悲しい日本の住宅事情が垣間見える理由もありました。経済的な理由が愛の障壁になるなんて少し悲しいですね。