宮沢りえが「おのれナポレオン」で天海祐希の代役をたった2日の稽古でこなせたすごい理由

宮沢りえが「おのれナポレオン」で８日に心筋梗塞で倒れた天海祐希の代役を急遽引き受け、たった2日の稽古で10日には舞台を無事にこなした。

このニュースを聞いて、もちろんさんの病気の事も心配だったが、それにしてもたった2日の稽古で２時間以上の舞台の主演クラスの代役などできるのか？大丈夫？と驚いた。

今回、宮沢りえさんが代役をつとめた「おのれナポレオン」は、三谷幸喜氏が作・演出をし、野田秀樹さんなどそうそうたるメンバーが出演する舞台。2013年04月09日 (火) ～2013年05月12日 (日) までの予定だったが、残りわずか数日を残しての代役への交代となった。

なんといってもすごいのは宮沢りえさんだ。今回の舞台の１回の公演は、休憩なしで２時間２０分もあり、代役となるヒロイン役はセリフも多い。フラメンコを踊るシーンもあるという。

そんな大役をたった2日の練習でこなすということが本当に出来るのだろうか？じつは宮沢りえさんは女優の中でも、セリフ覚えも役柄をつかむのも早いことで知られているという。そのことが宮沢りえさんが代役に選ばれた理由のひとつかもしれない。それだけに一時は、8日に代役が決定して、よく9日の舞台から出演、という予定だったというが、さすがにそれは間に合わなかった。

しかし、10日には見事に宮沢りえの代役で無事舞台公演が行われ、観客の感想では

「演技もセリフも完璧だった。」という声が多く絶賛。芝居の中で野田秀樹はアドリブで「たった二日でセリフを覚え舞台に上がる女優もいる」と発言した。

最後は、出演者全員がりえさんに拍手し、満員の観客はスタンディングオベーションで迎えた。

宮沢りえさんが今回の代役でみせたプロ根性には感服し、感動させられた。
ヌード写真集や婚約破棄、激やせなどで世間を騒がせ、またバッシングを受けた時期もあったりえさんだが、見事にすごい女優になっていたのだ。