映画「ハダカの美奈子」が３週間で打ち切りで大コケの模様

ビッグダディの元妻で、現在はタレントとして活動する美奈子さんの壮絶人生を映画化した「ハダカの美奈子」は、中島知子主演での映画化だったが、公開からわずか３週間で打ち切りとなった。

そもそもなぜ中島知子を主演にしたのか？

中島知子さんといえば、家賃滞納や自称占い師の友人による洗脳騒動で連日のように報道番組をにぎわせ、芸能界から実質引退のような状態だった。イメージがいいとはお世辞にも言えないのではないか？

しかも美奈子さんよりも１２歳年上の中島さんを主演に起用する意味がどこにあったのか疑問だ。脚本を工夫して１０年後の美奈子という設定にしたのだがなんだか無理やりな感じで苦しい。

素直に、美奈子さんの著書「ハダカの美奈子」に忠実に半生を描くだけでよかったのに、苦し紛れの脚本はまったく別の話になり、美奈子さんのファンになった人も、別に見なくてもいいか、となったのかもしれない。

戦略ミスは否めない

話の内容はフィクションの部分が多いとはいえ、内容的には泣ける家族ドラマ。普通によい作品と言えたかもしれないが、キャスティングに加えて「売り出し方の戦力ミス」も否めない。

映画の公開に合わせるように美奈子さんのセミヌードが雑誌に公開され写真集が販売されたり、主演の中島知子さんのヌード写真集も発売されるなど、「エロさ」「色モノ」的な広報活動をしたのもマイナスに働いたとの見方も。

写真集「ハダカの美奈子」

中島知子写真集「幕間〜makuai〜

ふたを開けてみれば、今回公開されたのは、過激シーンのない子供も楽しめるおとなしいもの。エロばかりを強調していたのに拍子ぬけだ。

ただ、来年の２月には、映画「ハダカの美奈子」１８禁バージョン（Ｒ１８）が公開される予定になっている。

それでなくてもビッグダディの放送終了から期間がすぎ、美奈子の賞味期限がいつまでもつか怪しい状況で、来年の２月のＲ１８バージョンがどれだけの客を集められるか疑問だ。