ビッグダディいよいよ最終回

ビッグダディは、テレビ朝日「痛快！ビッグダディ」シリーズとして、２００６年からスタートした大家族スペシャルで、今までに２８回放送されていますが、ついに２０１３年４月に最終回！？

ビッグダディこと林下清志さん(47)とその家族の奮闘ぶりをドキュメンタリー形式で放送するこのスペシャルは、一部に「やらせ疑惑」やギャラをもらっている、もらっていない、それぞれの妻の壮絶な過去など、尾ひれがついてしまうほどの高視聴率番組。

テレビ朝日としても低予算で確実に視聴率が取れるビッグダディを終わらせたくないというのが本音でしょうが、当の本人、この物語の主人公、林下清志さんは、雑誌のインタビューで「来年3月で終了するテレ朝との契約を更新しない」という発言をしている。

この理由には、次女が不登校（保健室登校）になるほど、テレビ出演のことで冷やかされたりするなど、テレビ出演が家族に悪影響を与えている、ということが大きな原因だという。

そもそもビッグダディは、大家族ものとしては、波乱万丈すぎる。そこがおもしろいのだけど、あまりにも事件が多すぎて、一部にやらせ疑惑もあったほど。

最初は、友人の保証人になったことなどが原因で妻と離婚し、岩手県で８人の子供の世話を男手ひとつでしていたビッグダディが生活のために鹿児島県奄美大島に移住。そこへ前妻が離婚していた間に出来た別の夫との間にできた三つ子をつれて転がり込んでくる。

ビッグダディは「面倒は見るけど、絶対に再婚はしない」といっていたのに、なんと出来ちゃった婚で再婚。やることはやっていたのである。

しかし、ビッグダディが愛知県に出稼ぎに行ったことをきっかけにまた離婚。出稼ぎ先の治療院で共に働いていた美奈子と電撃再婚。美奈子は１８歳年下で５人の子持ち。そして、美奈子との壮絶なケンカの様子がテレビで繰り返し放送された。

もう、子供がいったい誰の子供なのか分からないくらい入り乱れているのである。

今回、いよいよ最終回となりそうなビッグダディ。

ちなみに、この放送のギャラはじつは、小豆島に来るまではもらっていなかったことをビッグダディ本人が明言している。その後も、相場よりもはるかに安い、サラリーマンの課長クラスの月収レベル（数十万）ということである。

よくある大家族ものだと、家族一人につき十万円が相場というから、これは破格。

とはいえ、裕福とは言えないビッグダディの貴重な臨時収入になっていることはたしかで、ギャラの交渉次第では、今後も続く可能性があるのではないだろうか？

せめて、相場くらいのギャラを渡してあげればいいのにね。テレビ朝日さん。