美空ひばり塩酸事件
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事件にまきまれた芸能人
女性として初の国民栄誉賞を受賞した天才歌手、美空ひばりさん。富と名声を手に入れた不世出の大歌手だが、私生活では肉親の死、トラブル、小林旭さんとの離婚、病気による52歳での無念の死と波乱万丈な人生をおくった。
美空ひばり塩酸事件が起こったのは、1957年1月13日。当時19歳の美空ひばりさんが東京の浅草国際劇場での舞台「花吹雪おしどり絵巻」に出演した際、観客の少女A子(19歳)から塩酸をかけられたもの。
ひばりさんはすぐに浅草寺病院に搬送された。ひばりさんは顔左半分、首、胸の両乳の間、背中の左半分に火傷を負い、全治三週間と診断され入院する。一時は、もう二度と美空ひばりさんのあの顔がみられない、とファンは落胆しショックを受けたが、ひばりさんは奇跡的に顔には傷が残らず、同年1月29日の舞台で依然と変わらずファンの前に復活を果たした。
塩酸を浴びせかけられたのは美空ひばりさんだけではなく、周りにいた付き人や俳優など他に3人おり、それぞれも全治数週間で失明の恐れもある火傷をおう。
事件を起こした少女A子は、山形から上京し、住み込みの女中をしていた19歳の女性。美空ひばりの熱狂的なファンという。同じ年齢の美空ひばりと自分の境遇の差に逆恨みした犯行とも思われた。
A子は事件の2日前に遺書とみられる書置きを残して主人宅を飛び出している。前日にも舞台を見た彼女は、犯行当日、塩酸のびんを薬局で購入し、ふたたび浅草国際劇場をおとずれて犯行に及んだ。彼女の手帳には「こんなに好きなのに・・・ひばりちゃんが憎い」「塩酸をかけてみにくくなった顔をみたい。13日午後9時現在私はおしまい」
1937年(昭和12年)5月29日生まれ。1989年(平成元年)6月24日死去。
横浜市磯子区滝頭出身。
本名は加藤 和枝(かとう かずえ)。
身長147cm。
昭和の歌謡界を代表する歌手・女優の1人。女性として初の国民栄誉賞を受賞した。
美空ひばりさんの身長が147cmしかなかったとは驚きです。あまりテレビなどでもその話題にはふれていませんね。当時の女性の平均身長は156cmくらいですから、平均よりも小さな方だったんですね。
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